猫がもたらす人への効果

  • URLをコピーしました!

ペットを飼うという文化・習慣は、私たちの社会に当たり前のように根付いています。

近年ではコロナ禍でリモートワークに切り替わった人が増えたことにより、猫を家族として迎える人も増えているそうです。最近は家にこもりがちで、ちょっと疲れた時に猫の動画を見て癒された…なんていう経験はありませんか? 

嬉しいニュースとして、猫を家族として迎えるうえで保護猫を迎える選択肢を選ぶ人も増えてきているそうです。最近では実際に足を運ばなくても参加できるオンライン譲渡会の開催が増えたことや、ペットの里親サイトが発展したことによって昔よりも保護猫が身近な存在になったこと、他にも「譲渡型」猫カフェが近年増えてきたことなどの影響があるのではないでしょうか?

当サイトでも毎週猫に関するコラムを執筆していますが、より身近な存在になってきている猫が私たち人間にとっても様々な効果をもたらしてくれることはご存じでしょうか?なんと猫が人間に「癒し」や「リラックス効果」を与えるのはすでに科学的に証明されているそう。

今回はペットとして猫を迎えるうえで期待できる生活の変化に焦点を当てて特集していきます。

目次

猫による健康効果

科学的に証明されているアニマルセラピー

ご存じの方も多いかもしれませんが、時に動物は「アニマルセラピー」という重要な役割を果たしています。

アニマルセラピーは主に病院や高齢者の施設などで活用されていますが、この「動物介在療法(アニマルセラピー)学」と呼ばれる学問の研究により、動物が人の心理・生理・社会面と多岐にわたる健康効果をもたらすことが明らかになってきたのです。

ペットは我々の「血圧や心拍数」を低下させ、「うつ状態や不安などのネガティブな心理状態」を改善するなど、ストレス解消、免疫力アップ、ポジティブ思考に導くなどの効果があるのだとか。

猫と触れ合うだけでストレスが軽減

猫をなでるなど、直接的な接触をするとストレスが軽減される仕組みについて説明しましょう。

猫と触れ合った時に人間の体に起こる反応として「オキシトシン」と呼ばれる心身に安らぎをもたらすホルモンの分泌、同時に「コルチゾール」と呼ばれるストレスホルモンが軽減する研究結果が出ているそうです。

この2つの働きによって、副交感神経優位になり、心拍数が落ち着いて気持ちがリラックスするのです。

この気持ちが“癒される”と感じる理由でしょう。

脳の活性化にも

人の寿命は年々延伸しており、高齢者の健康を維持する「健康寿命」に関する研究が盛んに行われています。

高齢者の健康を害する大きな要因のひとつに「脳機能の衰え」が挙げられます。

脳機能を維持、機能の衰えを予防するためには、脳血流量や速度を高める、「運動」「知的作業」 が必要で、簡単に言うならば「脳の活性化」が重要になるのです。

年々、若年性認知症増えてきていることも社会問題として挙げられていますので、年齢にかかわらず若いうちから日ごろ「脳の活性化」を意識して日常生活を過ごすことが大切であるとも言われるようになりました。

それに伴って注目を集めているのが、我々の生活にとって身近な存在となった「ペット」です。

近年の研究により、ペットを飼っている人のほうが、「言語学習や記憶にかかわる脳の認知機能」の衰えが少ないことが明らかになりました。

また実際に、ペットを飼っている人のほうが疾患による死亡率が低く「長生き」であることを示した研究もあります。

猫と遊ぶことで人間の行動や感情をコントロールする重要な部位である、前頭前野が活性化し、また交感神経活動も高まります。

猫の気まぐれな行動を見て「理解したい」という思考が働き、脳が活性化するのです。

猫は人間に癒しと覚醒の両方を与えてくれる存在だとも言えます。猫好きとしては、とてもワクワクする実験結果となりましたね。

見ているだけで癒しの効果が?

猫を見て“かわいい”という感情が生まれることも多いと思いますが、特に猫の顔はベビースキーマと言われる人間が本能的にかわいいと感じる身体的特徴が当てはまります。

ベビースキーマの特徴

体に比べて頭が大きい

目が丸く大きい

手足が短い。

特徴を挙げてみると人間の赤ちゃんにも当てはまります。

触れなくても見るだけで“かわいい”と感じることがリラックス効果を与えているそうです。

私たちが何気なく猫の動画を見たり、猫カフェに足を運びたくなるのはこういった効果があるからかもしれません。

さらに猫との仲を深めたい人にはこちらの記事がおすすめです↓

猫が与える生活の影響

日常生活の変化

家に可愛い猫がいることで生活リズムが変わり、猫中心の生活になった人も少なくありません。

猫がいることでイライラする時間が減り、穏やかな性格に変化した人や、時には猫の世話や猫と触れ合う時間が「生きがい」となり頑張る活力になっている人も存在します。

他にも日常生活の身近な変化を挙げてみました。

・留守番を減らすためにインドアで過ごすことが増えた。

・外で仕事をしている人の中には帰宅時間が早くなった。

・定時でえさを猫に与えなければいけない生活によって生活リズムが整った。

・猫がいることで家族の会話が増えた。

住宅などの変化

生活リズムだけではなく、なんと住んでいるお部屋・住宅の環境が変わってしまう人も少なくありません。

ペット可の賃貸に引っ越した

筆者がまさしくそうなのですが、持ち家なら問題ありませんがいざ猫を迎える際には「ペット可」の物件に住む必要があります。まさに猫と暮らすために引越しをする人、引っ越しのタイミングで猫を迎える人は少なくありません。

猫家具が増えた

猫に快適に過ごしてもらうために部屋にはキャットタワーなどの猫家具が増えた、という人も。

最近の猫家具はインテリアに馴染むデザインや手ごろなお値段、小スペースで賃貸向きなものや組み立てが簡単なものも増えてきました。

例えば猫を飼っている人であれば必ずと言っていいほど所持率の高い「キャットタワー」は、高いところを好む猫のテリトリーになるだけでなく、設置するだけで上下運動を促し猫の運動不足解消にもなります。

また猫を飼う上での掃除の手間を減らす家具や、トイレなどの匂いの原因を解消する家具など、猫家具もどんどん進化しているのです。

他にも猫の爪とぎから家具や壁を守るために爪とぎを買ったり、猫の習慣に対応した家具を用意する人や、留守番でも猫が退屈しないように、また猫と遊ぶためのおもちゃを買う人などなど。気づいたら部屋が猫グッズであふれかえっている…なんて人が多いようです。

部屋が清潔に

掃除は私たちはもちろん、猫の健康にも直結する大切なことです。

床の掃除機がけやカーペット・布団などの布地の毛取り、キャットタワーの掃除や猫用食器の除菌など、短時間でできる掃除はなるべく毎日日常的に行うことで綺麗な空間を維持できます。

猫を育てるうえで必ず使っている食器やおもちゃは猫が舐めることで雑菌が付着するので、必ず清潔を保ちましょう。

食器用漂白剤に浸したり、熱湯消毒したりすることも効果的ですが、なるべく香料、着色料、防腐剤、合成保存料などの人工添加物は使用していないもので洗いましょう。

猫のトイレ掃除もきれい好きな猫にとっても重要ですし、猫の匂い問題の解消にもなりますよ。

これから冬にかけて毛が生え変わる時期になるといつもよりも猫の毛が目立つためようにもなります。

床の掃除機がけやカーペット・布団などの布地の毛取りなどの掃除は猫のノミダニ予防にもなります。

掃除する回数が増えるので中には手軽に部屋の清潔さを保つためにロボット掃除機を導入している人も。

おわりに

猫を飼っている人の多くが「親バカ」ならぬ「猫バカ」になってしまうほど様々な魅力を持っている猫。気づいたら身の回りの雑貨や日用品が猫モチーフばっかりになっている!なんてこともよくありますよね。

そんなあなたにおすすめな「買い物をするだけで猫を支援できる」猫雑貨のイベントを今月11月に開催します!

全国から16名の作家様が集合する一日限定のイベント、ぜひチェックしてみてくださいね!

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

4歳から絵画を習い始める。2016年にアパレルブランドAche3.9を立ち上げ、デザイナーとして全国各地で単独POPUPを開催。通算主催イベントの開催回数は30回を超え、ビバラロックフェスへなどの外部出店経歴やMV等の着用経歴も有り。
2021年から渋谷にて月に一度の店舗を構え、同年9月にNeedoum Inc.を立ち上げ代表取締役に着任。

目次